JUFA 全日本大学サッカー連盟

Iリーグ
【アットホームカップ2017 第15回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル】記念講演会及び女川いのちの石碑訪問
2017/12/14
11月27日(月)から12月1日(金)にかけて行われた「アットホームカップ2017第15回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル」の開幕前日となる26日(日)に、東日本大震災復興支援活動の一環として、「1000年後の命を守るために ~私たちの夢から学んだこと~」と題した記念講演会が開催されました。

本大会は2013年に宮城県に開催地を移し、今年で5年目を迎えました。2011年3月11日に宮城県を始めとする東北・関東地方太平洋沿岸部で発生した東日本大震災により多くの方が被害に遭われ、今も尚復興に向けた活動が行われています。
今回の講演は、「女川1000年後の命を守る会」より、宮城県迫桜高校主事 阿部 由季さん、東北学院大学1年 渡邊 滉大さん、東北工業大学1年 鈴木 元哉さん、東松島市立矢本第二中学校より、教頭の 阿部 一彦さんの計4名の方をお迎えして行われました。

「女川1000年後の命を守る会」とは、震災後当時の女川町立女川第一中学校(現在は合併し女川町立女川中学校)1年生64名が、震災の記録を後世に残すため、自然災害等の被害から命を守る「いのちの教科書」を制作するにあたり発足させた活動団体です。
公式Facebook:https://www.facebook.com/inotimamoru/

講演会では、震災当時の様子を写したビデオや、「女川1000年後の命を守る会」活動のお話、選手への質問も交えた貴重なお話に、参加した選手は真剣に耳を傾けていました。

またグループリーグ2日目である28日(火)には、牡鹿郡女川町にある「女川いのちの石碑」を訪問しました。

「女川いのちの石碑」とは、震災の記録や津波の教訓を後世に伝えるために、女川町にある21の浜の津波が襲って来た高さの地点に石碑を建てる「いのちの石碑プロジェクト」の一環で建立されたものです。震災当時小学6年生だった女川町の子どもたちが中心となり、「1000年後の命を守りたい」という思いから始まったプロジェクトは全国に広まり、集まった寄付金で現在は16基目まで建てられています。
公式HP:https://www.inotinosekihi.com/

今回の活動では2013年11月23日 - 女川中学校校舎前の広場建立の第1号石碑含め、未だ復興活動が続く女川湾、女川駅前を訪れました。
訪れた選手たちは、26日(日)に行われた講演会のお話を思い出しながら、実際に自分の目で見て震災の被害の大きさを感じる貴重な機会となりました。

講演会の開催及び女川のいのちの石碑を訪問するにあたりご協力いただきました多くの皆さまに感謝いたします。
今後も学生の知見を広げられるよう、幅広い活動を続けていきたいと思います。