JUFA 全日本大学サッカー連盟

全日本大学選抜
『U-19全日本大学選抜 選考会』 1日目・参加選手コメント
2017/08/06
 8月5日(土)に行われた、U-19全日本大学選抜選考会後の参加選手のコメントです。



■飯吉将通(中央大学・GK)

――今日の選考会の手応えは?

 自分はGKで30分1本という短い時間の出場でした。試合自体は負けてしまいましたが、ディフェンス陣とコミュニケーションをとりながらやりきれたのではないかと思います。

――今日の選考会でアピールできたポイント、できなかったポイントは?

 ビルドアップの部分は出せたと思いますが、フィードの部分ではミスがありました。

――印象に残った選手は?

 選手というより、ピンクのビブスのチームは全体的に個々の技術がうまかったり、連携ができていたのでやりづらかったです。同じチームでは、DFの4人、みんなと声をかけながらできたのがよかったのと、ボランチの住永翔選手(明治大)ですね。自分も指摘された部分もいくつかあったし、しっかり見えていると思いました。

――東京オリンピック代表を目指すための強化ポイントは?

 GKというのはアピールが難しいボジションだと思います。まずは失点がないということがアピールになると思うので、チームと連携して失点を減らすということ。個人の部分では、声で味方を動かしたり、シュートストップなどでアピールできると思います。選抜のときだけアピールするのではなく、自分のチームでそういった部分を磨いて、選抜のときに力を発揮できるようにがんばりたいと思います。


■山口拓真(阪南大学・FW)

――今日の選考会の手応えは?

 小学校のころまではトレセンなどによく行っていたのですが、中学からはまったく(選抜・代表に)選ばれなくなって、今日は自分にとって久しぶりのセレクションでした。だから最初は「やってやろう」という気持ちで臨んだのですが、最初は空回りしてしまって。あまり自分のプレーが出せなかったのですが、後半は「アピールするにはやっぱりゴールを決めないとダメだな」と思って。ドリブルとかでどんどん仕掛けてチームを引っ張って、ゴールを決めるのがひとつの評価だと思って頑張ったのですが……。ドリブルのところは自分でもスムーズに行けたと思ったのですが、フィニッシュのところが。そこを今後は自分の課題としていきたいと思っています。

――今日の選考会でアピールできたポイント、できなかったポイントは?

 アピールできた点はふたつあります。ひとつは前からの守備です。自分がとれなくても、違う選手がとれたり、高い位置でとれて点にもつなげられたので。もうひとつは、ペナルティエリア近くでのプレー。シザースだったりクライフターンといったドリブルの技で抜けたということです。
 できなかったのは連動。知らない人とプレーするということで、声はかけていたつもりですが、なかなか合わないところがあった。阪南大では楔(のパス)をもらってワンツーとかあるんですが(パスが)返ってこなかったので(笑)。だから逆に自分で行くというか、いい意味での“ジコチュー”でアピールしようと思いました。

――印象に残った選手は?

 30分しかやっていないし、1試合しかしていないからわからないけれど、そんなにインパクトに残った選手はいないかな(笑)。自分は誰にも負けていないつもりだから。もっと上にはすごい人がいると思うし。選考会には選ばれたけれど、それに満足しているわけではないし、このあとまた選ばれて、そこからスキルアップすることが大事だと思う。

――東京オリンピック代表を目指すための強化ポイントは?

 個ですね。やはり自分で打開できないと。海外の選手は体つきも大きいしスピードもあるからいけるんですけど、日本人というのは、前を向いてもボールを失わないで、体を張って守るのが精一杯になってしまう。それではなく、どんどん前を向いて自分でゴリゴリ仕掛けていく個の力を身に着けていったほうがいいと思っています。


■脇坂崚平(新潟医療福祉大学・MF)

――今日の選考会の手応えは?

 自分の特徴としてはサイドからドリブルで駆け上がるというところだったのですが、1試合目は自分の特徴を活かせませんでした。2試合目は徐々にみんなと息があってきて、少しずつ自分の特徴を出せたと思います。ただ、全体的に攻守の切り替えのテンポが早くてやりやすい部分もありました。

――今日の選考会でアピールできたポイント、できなかったポイントは?

 得点シーンのところですが、相手のトラップミスを逃さずにボールを奪ってシュートを打てたところはよかったと思います。チームではサイドで開いてもらうということが多いのですが、今日はサイドバックもけっこう開いていて、どちらも開いてしまうと(バランスが悪くなるので)いうのがあったので、自分は中気味でプレーしていました。その部分で、ちょっとやりづらさがあったかな、とは思っています。でも、コミュニケーションをとっていくうちに、お互いに特徴を活かせたかとは思っています。

――印象に残った選手は?

 明治大の住永翔選手。相手にすると改めてうまい選手だと思いました。ボールをもったら落ち着いてサイドに展開できるし、サイドが空いていなかったら縦パスを展開したり……。あとはチームメイトだった山口拓真選手(阪南大・MF)。兄(脇坂泰斗、山口一真)同士が同じチーム(阪南大)だったので、一緒のチームでプレーできてちょっと楽しかったです(笑)。兄からは、セレクションでは自分のプレーをどんどん見せて、周りを気にせず自分のできることをやってこいというのは言われました。

――東京オリンピック代表を目指すための強化ポイントは?

 90分間をとおして仕掛けられる体力だったり、決めきるところをもっと上げていくこと。そうすればチャンスをつかめるかと思います。


■面矢行斗(東海大学・DF)

――今日の選考会の手応えは?

 自分としてできたところもあったけれど、まだまだ課題もあったので……。もっとできたんじゃないかな、という感じです。

――今日の選考会でアピールできたポイント、できなかったポイントは?

 積極的に攻撃に関わって、そのあとは切り替えてすぐ戻るというところと、それをフルタイム続けられたことはできたと思います。ただ、あまりクロスをあげるところまでもっていけなかったことは、アピールできなかった部分だと思います。ただ選考会だからといって、やることはチームとは変わらないと思います。知っている選手も多くいたので、チームメイトのいいところを引き出すことを意識しました。

――印象に残った選手は?

 同じチームの藤井智也選手(立命館大・MF)はスピードもあるし、ボールを渡したらそのままいってくれるので印象に残りました。

――東京オリンピック代表を目指すための強化ポイントは?

 すべての面でレベルアップしないといけないと思いますが、まだまだ運動量が足りない。もっと走れる選手はたくさんいます。あとはキックの質。自分が得意としている部分をもっと伸ばしていかないと、通用しないと思っています。