JUFA 全日本大学サッカー連盟

総理大臣杯
『2022年度 第46回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント』3回戦マッチレポート
2022/08/27


 ベスト8が出揃った『2022年度 第46回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント』。8月25日に行われた3回戦では、準決勝進出に向けて北海道、北信越、関東、関西の各チームが対戦した。


国士舘大学 2(0-0)0 北海道教育大学岩見沢校



 初のベスト8入りを果たした北海道教育大学岩見沢校だったが、3回戦突破の壁はやはり高かった。試合は立ち上がりから、ほぼ国士舘大学のワンサイドゲームに。岩教大は相手陣地にボールを運ぶことさえ容易ではない状況に追い込まれた。しかし、優位なはずの国士大も多数の決定機を決めきれず、ゲームを圧倒しながらも前半はノーゴール。スコアレスで試合を折り返した。

 試合がようやく動いたのは後半序盤の52分。国士大は8番・東條敦輝の右コーナーキックに22番・山田裕翔が合わせ、ヘディングシュートを叩き込む。先制点を挙げて勢いを増すかと思われた国士大だったが、その後も岩教大の決死のブロックの前にことごとく決定機を逃し、追加点を挙げることができない。それでも76分、国士大はスローインから右サイドでボールをキープすると、8番・東條の逆サイドへの大きなクロスに、9番・高橋尚紀がボレーシュートを流し込んで追加点。2-0とリードを広げた。

 国士大はその後も何度となく決定機を得るが決められず、2-0で試合終了。準決勝に駒を進めたものの、課題の残る試合内容となった。一方の岩教大はカウンターから活路を見出そうとしたが得点に結びつけることができず。シュート数は国士大20に対し岩教大2と、地力の差が出る結果となってしまった。






新潟医療福祉大学 1(1-1)2 びわこ成蹊スポーツ大学


 6度目の出場にして初の2回戦突破を果たした新潟医療福祉大学と、これまではどうしてもベスト4の壁を破れなかったびわこ成蹊スポーツ大学。どちらにとっても勝てば初のベスト4入りとなる、まさに“正念場"の対戦。ともに見応えのある攻撃を繰り広げる中、先に決定機をモノにしたのは新医大だった。27分、新医大の攻撃にゴール前が混戦となると、びわこ大のクリアしたこぼれ球を24番・坂岸寛大が蹴り込んで新医大が先制する。しかしびわこ大もすぐさま反撃に出る。その6分後の33分、11番・泉柊椰が敵陣の深い位置でボールをカット。ドリブルでボールを前に運び10番・石橋克之にボールを供給。10番・石橋の絶妙なスルーパスを受けた29番・塚目憂が、GKの頭上を越すミドルシュートを決める。びわこ大が素早い攻撃で同点に追いついた。

 後半は開始直後のスコアが動いた。46分、びわこ大は29番・塚目、8番・佐々木啓太、10番・石橋とパスをつなぎ、ボールは再び29番・塚目へ。振り向きざまに放ったスーパーミドルがゴール右隅に突き刺さり、びわこ大が逆転に成功する。その後は新医大も積極的に攻撃を仕掛けて1点を追うが、どうしてもゴールを決めることができない。結局、びわこ大が29番・塚目の挙げた2点を守りきって試合終了。びわこ大がついにベスト4の壁を破り、準決勝に進出を決めた。




大阪学院大学 1(5PK4)1 明治大学


 2018年度 第42回大会の準決勝でも対戦している両チーム。そのときは3-0で明治大学が勝利し、大阪学院大学は初の決勝進出を逃す結果となった。大院大にとってはリベンジを果たす絶好の機会となる。しかし、試合は立ち上がりから明大ペースに。6分には右サイドを切り崩してチャンスを作ると、こぼれ球を拾った2番・福田心之助がダイレクトでゴールに突き刺す。早い時間帯に先制した明大だったが、追加点で大院大を突き放せないまま0-1のまま前半を終えた。

 1点を追う大院大は、後半序盤にビッグチャンスを迎える。55分、右サイドのスローインから、10番・國分龍司がペナルティエリアに切り込むが、明大DFに倒されてペナルティーキックを獲得。57分、8番・澤崎凌大が冷静にキックを沈めて大院大が同点に追いついた。明大は後半序盤から11番・熊取谷一星、10番・佐藤恵允、そして72分には20番・太田龍之介といったエース級の攻撃陣を次々と投入。攻勢を強めるが、大院大の安定した守備を突破すること叶わず1-1で後半が終了。続く延長戦でも両チームゴールを割れず、決着はペナルティーキック戦に委ねられた。

 ペナルティーキック戦では、大院大の2人目、3人目、5人目が失敗。明大も2人目から4人目までが連続で失敗するという珍しい展開でサドンデスに突入。大院大が8人目まで成功させたのに対し、明大は8人目のキックがバーを越えて失敗。この瞬間、明大の敗退が決定し、大院大が4年前の雪辱を果たして2回目となる準決勝進出を果たした。




駒澤大学 3(0-0)1 順天堂大学


 関東地区代表チーム同士の直接対決。今季はすでにリーグ前期の対戦し、3-0で駒澤大学が勝利している。順天堂大学としてはここでリベンジし、ベスト4入りを狙いたいところ。だが、前半は両チーム決定的なシーンをそう多くつくることができず、スコアレスで試合を折り返した。

 すると後半、駒大が一気に動き出した。まずは2回戦でも1ゴール2アシストと好調の19番・松本ケンチザンガが口火を切る。後半序盤の50分、順大のパスミスを逃さずボールを奪取すると、そのままペナルティエリアに侵入。前に出てきたGKの脇をかすめるようにゴールを決めた。勢いに乗る駒大はその2分後の52分、12番・細川竜征の右サイドからのアーリークロスを19番・松本が落とし、11番・ウォーモハメッドがゴール前へ。これを8番・小島心都がダイレクトで押し込み、駒大が追加点を挙げる。2-0とリードを広げた駒大は、その後も安定した守備で順大の攻撃をシャットアウト。終盤の87分には、駒大GKのこぼれ球を拾った11番・ウォーが、そのままボールを蹴り込んでダメ押しの3点目をマーク。順大もアディショナルタイムに入った90+4分に、コーナーキックから5番・井上太聖がヘディングシュートを決めて一矢報いるが、反撃はここまで。関東対決を制した駒大が、9大会ぶりに準決勝に駒を進めた。





 北海道、北信越の代表が3回戦で姿を消し、ベスト4に残ったのは関東と関西がそれぞれ2チームずつ。準決勝2試合は、どちらも関東・関西の東西対決となった。国士舘大学が勝てば19大会ぶり、駒澤大学が勝てば11大会ぶりの決勝進出。びわこ成蹊スポーツ大学、大阪学院大学が勝てば、どちらも初の決勝進出となる。古豪の復活か、新勢力の台頭か。すべては8月28日の夜、明らかになる

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