JUFA 全日本大学サッカー連盟

デンソーカップ
【活動報告】 2025年度第6回『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』 『第40回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会』の審判関連活動について
2026/03/18
全日本大学サッカー連盟審判部会では、継続的な学生審判員の育成を目的に、これまで本連盟主催の各種大会にて割り当てしております。また、審判割り当てを行ってきた全国各地域の学生審判員を『JUFA REFEREE SELECT』として招集し、オンラインにて定期的なセミナー(『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』)を開催しています。

2026年2月10日に第6回『JUFA REFEREE SELECT SEMINAR』を開催し、『第40回デンソーカップチャレンジサッカー 刈谷大会(特別協賛:株式会社デンソー、以下「デンソーカップ」)』に向けての事前研修を実施いたしました。セミナーでは昨年末に行われた『ASTRO SPORTS presents 2025年度 第74回 全日本大学サッカー選手権大会』の振り返りを行うとともにこれから始まるデンソーカップの目的やキーワードを共有いたしました。











2026年2月25日から3月1日に愛知県・刈谷市で行われました、デンソーカップでは全国より選出した計16名の学生審判員で本大会の全16試合を担当いたしました。



大会の前日にはプラクティカルトレーニングを実施し、実際の試合中における副審の動きを確認しました。その後、研修の目的や競技規則についての確認も行い大会に臨みました。 大会期間中は本連盟審判部会員及び外部審判インストラクターの指導のもと試合の振り返りやレフェリング技術向上のための研修、キャリア形成に関する講義が行われました。

大会の中日である2月28日には地域貢献活動として、大会に参加する各選抜チームの選手、大会運営を担う学生幹事とともに愛知県知的障がい者サッカー連盟所属の選手とのレクリエーションサッカーを行うプログラムに全16名の審判員が参加いたしました。選手、運営、審判員とサッカーに携わる役職の垣根を超えて、また、障がいの有無にも関係なく、同じピッチに立てば誰もが1つのボール、1つのゴールを目指して同じ気持ちで一緒になって楽しむことができるサッカーというスポーツの魅力を改めて実感することができました。



【インストラクターからのコメント】

大柿拓馬 全日本大学サッカー連盟審判部会

第40回の記念大会であるデンソーカップを活用し、昨年末に行われた『アットホームカップ2025 第23回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル』、『第9回全日本大学サッカー新人戦』の中から選考された審判員を全国各地域から招集し、研修会という形式で本大会すべての試合を学生審判員が担当しました。
大会に先立ちオンラインで事前研修を行い、各地域で大学トップレベルの試合を経験してくるような課題を出しましたが、実際のデンソーカップではゲームの強度と難易度に対応しきれていない面も見受けられました。
特に試合結果や得点に関わるところ、試合コントロールを含めて「正しい判定」を行うこと、それを成し得るための良いポジショニングと、そのためのフィジカル能力向上については全体的な課題として、そして永遠のテーマとしてこれからも取り組んでまいります。 全日本大学サッカー連盟では、競技者だけでなく大会に関わる全ての人材育成を掲げており、審判部会としても学生審判員の能力向上にこれからも各所のご理解とご協力をいただきながら、取り組んでまいります。


【審判員からのコメント】

糸井太陽 3級審判員 (関東大学サッカー連盟/城西国際大学)

この度、デンソーカップに審判員として参加させていただき、私にとって忘れることのできない経験となりました。
全国トップレベルの選手たちが集う舞台は、想像以上にスピードと強度が高く、常に次のプレーを予測し続けなければ置いていかれる環境でした。その中で強く感じたのは、「走れること」以上に「準備しているかどうか」が試されるということです。ポジショニング、争点の予測、選手の感情の変化への気づき、すべては試合前の準備と、日頃の積み重ねがそのまま表れると痛感しました。また、判定の重みもこれまでよりもさらに強く実感いたしました。一つの笛が流れを変え、選手の表情を変え、スタジアムの空気を変える。その責任の中で求められたのは、迷わない勇気と、一貫した基準でした。自信とは単に「自分を信じること」ではなく、「準備してきた自分を信じられること」だと学びました。オフザピッチでは、全国の審判員と時間を共にする中で、自分の現在地を客観的に知ることができました。同じ目標を持ちながらも、考え方やアプローチは様々で、その違いに触れることで視野が広がりました。同時に、自分の強みと弱みもより明確になり、「まだまだ成長できる」という前向きな危機感を持つことができました。今回の経験は、特別な大会だったで終わらせてはいけないものだと感じています。日常の一試合こそが本当の勝負であり、そこでどれだけ本気で向き合えるかが問われます。デンソーカップで得た刺激と課題を胸に、これからも走り続け、学び続け、日本の審判界に少しでも貢献できる存在へと成長していきたいと思います。
そして最後になりますが、本大会開催にあたりご尽力してくださったすべての関係者の皆様、そして大会運営の中心として支えてくださった学生幹事の皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご支援とご協力があったからこそ、私たちはピッチの上で全力を尽くすことができました。
本当にありがとうございました。





林原晴 2級審判員 (関東大学サッカー連盟/東京学芸大学)

この度、デンソーカップに審判員として参加させていただき、夢のような時間・体験をさせていただきました。フェアでありながらも確かな強度のある『いいサッカー』を作り上げるには私たちレフェリーも選手と同等、あるいはそれ以上の準備が必要であると痛感しました。それは試合に向けての準備はもちろん、試合中の一つのプレーに向けての準備も同様です。試合に向けての準備では、競技規則の理解などを深めてくることや体調を整えてくることなどが挙げられます。当然のことを当然にやり続けることの大切さをこの大会を通して再確認できました。試合中の準備としては、次に起こりそうなことを予測して体を動かすこと、プレーを見に行くことや反則への適切な対応、さらには声掛けによって反則を未然に防ぐことも準備の一つだと感じました。これは、各レフェリーの特徴や引き出しが「力量」としてあらわれてきます。各地域に戻ってその「引き出し」を、次に全国大会で集まるまでにどれだけ増やすことができるかが課題として出てきました。選手たちにも競争があるように、審判員にも競争があります。自分の特徴やストロングポイントをどう活かして試合を裁くか、これからも努力を続けていきます。




参加審判員 16名

・大町悠馬  2級審判員 (北海道学生サッカー連盟/名寄市立大学・3年)
・佐野颯亮  2級審判員 (東北大学サッカー連盟/東北大学・2年)
・岩瀧紫生  3級審判員 (北信越大学サッカー連盟/新潟医療福祉大学・1年)
・兵頭悠太郎 2級審判員 (一般財団法人関東大学サッカー連盟/国際武道大学・3年)
・糸井太陽  3級審判員 (一般財団法人関東大学サッカー連盟/城西国際大学・2年)
・松下陸大  3級審判員 (一般財団法人関東大学サッカー連盟/文教大学・2年)
・林原晴   2級審判員 (一般財団法人関東大学サッカー連盟/東京学芸大学・1年)
・山本就史  3級審判員 (一般財団法人関東大学サッカー連盟/東京学芸大学・1年)
・田邉悠   2級審判員 (東海学生サッカー連盟/東海大学・1年) 
・木下心   2級審判員 (関西学生サッカー連盟/立命館大学・3年)
・行澤諒   2級審判員 (関西学生サッカー連盟/京都教育大学・3年)
・近藤琢哉  2級審判員 (中国大学サッカー連盟/福山大学・3年)
・佐野生昂  2級審判員 (中国大学サッカー連盟/IPU・環太平洋大学・2年)
・松本隼翔  2級審判員 (中国大学サッカー連盟/岡山理科大学・2年)
・小澤陸央  2級審判員 (中国大学サッカー連盟/福山大学・1年)
・松本侑翔  2級審判員 (九州大学サッカー連盟/久留米大学・2年)

※各種情報は大会時当時のもの