JUFA 全日本大学サッカー連盟

総理大臣杯
第40回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 1回戦レポート
2016/08/08
 大学サッカーの夏の全国大会、『2016年度 第40回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント』が8月6日に関西各地で開幕した。

 4年に一度の記念大会である今大会では、本大会への出場チームが20大学から32大学に増枠。各地域の予選では、昨年度優勝校の関西学院大学(関西)や'13年、'14年優勝の流通経済大学(関東)、やはり優勝経験のある福岡大学(九州)が敗退するという波乱もあり、本大会では初出場が4校、10年ぶり以上となる出場が5校という、フレッシュな顔ぶれがそろった。


 8月6日に行われた1回戦では落雷を伴う天候悪化のため中断が相次ぎ、16試合中3試合が翌日に延期。そうした状況の中で行われた13試合は、関東と関西の強さが際立つ結果となった。


■桐蔭横浜大 3 (1-0) 0 広島経済大

 初出場の桐蔭横浜大学は広島経済大学と対戦。22分に石川大地のコーナーキックを佐藤碧が頭で押し込んで先制すると、終始広島経済大学を圧倒。後半にも石川大地が追加点を挙げる。さらにアディショナルタイムにも、1年生のイサカ・ゼインがダメ押しの3点目を決めて3-0と、初の全国大会に快勝し、関東第一代表の面目躍如となった。


■常葉大浜松キャンパス 3 (2-2) 2 九州共立大

 地方勢同士の対戦となった常葉大学浜松キャンパスと九州共立大学の対戦は、初出場の九州共立大学が2点を先制する展開となった。九州共立大学は、開始早々の3分に杉田儀斗が直接フリーキックを決めて先制点を挙げると、前半終了間際の44分にも木橋春暁が混戦の中を押し込んで追加点を挙げる。しかし常葉大学浜松キャンパスもその1分後、そして前半のアディショナルタイムにエース・大野耀平が2点を奪い、試合は振り出しに戻る。さらに常葉大学浜松キャンパスは、後半開始早々の49分に本多峻弥が3点目を奪って逆転に成功し、初戦突破となった。


■筑波大 2 (1-0) 1 札幌大

 昨年はベスト4に留まった筑波大学は札幌大学と対戦。筑波大学は戸嶋祥郎が18分に先制点、55分にも追加点を決めて試合を優位に進める。アディショナルタイムに札幌大学に1点を返されるものの、試合はそのまま終了。2-1で筑波大学が危なげなく初戦を突破した。


■富士大 0 (0-0) 3 立命館大

 10年ぶりの出場となる立命館大学は、東北代表の富士大学と対戦。前半は0-0に終わったものの、後半に入ると立命館大学が攻勢に出る。53分に中野匠がPKを決めたのを皮切りに、57分にはコーナーキックからのボールを池松大騎が押し込んで2点目をマーク。さらに71分にも髙畑智也が追加点を奪い、3-0で快勝を収めた。


■明治大 3 (1-1) 1 高知大

 昨年度準優勝校の明治大学と16年連続出場・高知大学の対戦は、キックオフ直後の1分に高知大学がGKのこぼれ球を押し込んで先制する、スピーディーな展開となった。しかし明治大学も27分に山崎浩介がコーナーキックからのボールを頭で合わせて同点に追いつくと、後半序盤の50分にはヴァンフォーレ甲府内定・道渕諒平のドリブルから土居柊太がゴールを決め、逆転に成功。さらに61分にも混戦の中を岩武克弥が押し込み、3-1で高知大学を下した。


■関東学院大 0 (0-0、PK3-0) 0 日本文理大

 関東2部リーグから唯一、チームとしても初出場となった関東学院大学と12年ぶりの出場となる日本文理大学の試合は、延長戦まで戦っても得点が入らず、スコアレスドローのままPK戦に突入した。PK戦では関東学院大学のGK古屋俊樹が2人目までのPKを連続ストップ。関東学院大学のキッカーが全員成功させたのに対し、日本文理大学は3人目のPKもポストに当てて外し、PK戦3-0で関東学院大学が2回戦に駒を進めた。


■新潟医療福祉大 2 (1-1) 3 大阪体育大

 優勝経験もある大阪体育大学は、新潟医療福祉大学に苦しめられ、辛勝となった。先制点を挙げたのは新潟医療福祉大学。その後は大阪体育大学が同点に追いつき、後半に入って逆転するが、終了間際に再び新潟医療福祉大学に追いつかれるシーソーゲームに。試合が決したのはアディショナルタイムに突入した90分+2分。コーナーキックからのこぼれ球をDFの菊池流帆が押し込み、大阪体育大学が接戦を勝ち抜いた。


■早稲田大 1 (0-0) 0 仙台大

 早稲田大学と仙台大学という古豪どうしの対戦は、試合終了間際の90分に試合が動いた。交代出場の飯泉涼矢が、サイドバック・木下諒の左からのクロスを頭で合わせて無得点の均衡を破る。この得点が決勝点となり、早稲田大学が2回戦進出となった。


■新潟経営大 1 (0-0、PK5-6) 1 中京大

 北信越代表・新潟経営大学と、東海代表・中京大学の試合は、オウンゴールで先制点を挙げた新潟経営大学に対し、中京大学もその2分後に藤島樹騎也のゴールで追いつくなど、両チーム一歩も譲らない展開となった。試合は延長戦でも決着がつかずPK戦へ。両チーム5人目のキッカーまでは全員が成功させたが、6人目のPKを中京大学のGK川村慎がセーブ。中京大学が2回戦へと駒を進めました。


■国士舘大 3 (2-0、EX1-0) 2 愛知学院大

 国士舘大学と愛知学院大学の対戦は、大石竜平のアシストで37分に林祥太、40分に名古屋グランパス内定の松本孝平がゴールを決めて国士舘大学が前半のうちに2点を先取。試合を優位に展開するかと思われたが、愛知学院大学が後半に入って反撃に出る。72分に渡邊和馬が直接フリーキックを決めて1点差に詰めると、その4分後の76分にコーナーキックからの展開で西山大史がゴールを挙げ、2-2の同点に。試合は延長戦へともつれこみ、延長戦後半の104分に、国士舘大学の林祥太がこの日2点目となるゴールを決めると、これが決勝点となり国士舘大学が勝利した。


■松山大 1 (0-1) 3 びわこ成蹊スポーツ大

 びわこ成蹊スポーツ大学と松山大学の対戦は、前半終盤の43分にびわこ成蹊スポーツ大学がPKで先制するも、松山大学も49分に日野貴登のゴールで追いつき、試合は振り出しに戻る。しかし、びわこ成蹊スポーツ大学は、64分にコーナーキックから清川流石が追加点を挙げると、70分にも上村大悟が3点目を決めて松山大学を突き放す。シュート数20対6と、90分を通じて試合を圧倒していたびわこ成蹊スポーツ大学が、3-1で松山大学を下した。


■順天堂大 3 (1-0) 0 九州国際大

 16年ぶりの出場となる順天堂大学と初出場の九州国際大学という初の顔合わせは、終始順天堂大学が優位に試合をすすめる展開となった。前半アディショナルタイムと後半開始早々の47分に、旗手怜央がドリブルで相手をかわして2得点をマーク。さらに52分にも浮田健誠が米田隼也からのパスを叩き込んで3点目。1年生FWふたりの活躍で、順天堂大学が3-0とリードを広げる。順天堂大学はその後も九州国際大学にゴールを許さず、危なげなく初戦を突破した。


■北海道教育大岩見沢校 0 (0-2) 6 関西大

 関西大学と北海道教育大学岩見沢校の対戦は、関西大学が関西チャンピオンとしての強さを見せつける結果となった。関西大は6分に加賀山泰毅が先制点を挙げると、11分にも加賀山が追加点を決めて2-0で前半を折り返す。後半に入ると68分に加賀山が3点目を決め、ハットトリックを達成。71分に竹下玲生がダメ押しの4点目を決めても勢いは止まらず、アディショナルタイムに2得点を加えて6-0の大勝で1回戦突破となった。


 また、8月7日には、悪天候のため延期となった3試合が行われた。


■日本体育大 4 (1-1) 1 大阪学院大

 日本体育大学と大阪学院大学の対戦は14分に日本体育大学の渡邊龍、42分に大阪学院大学斎藤俊輔が得点を挙げると、1-1のままスコアが動かず膠着状態に。再び試合が動いたのは80分。日本体育大学の太田修介がゴールでリードを奪うと、太田は82分、88分と立て続けに得点を決め、ハットトリックを達成。わずか8分間に3点を挙げた日本体育大学4-1と大差をつけて、1回戦に勝利した。


■福山大 0 (0-2) 2 鹿屋体育大

 雷の影響により、前半26分42秒に中断となっていた鹿屋体育大学と福山大学の試合は、7日に同時刻からの再開となった。17分の樋口雄太の得点で、鹿屋体育大学が1-0とリードをして迎えた試合は、38分にも藤山智史が技ありのゴールで追加点をあげ、鹿屋体育大学が2-0とリードを広げる。対する福山大学はなかなかシュートまで持ち込めず、2-0のまま鹿屋体育大学が勝利。九州勢唯一の生き残りとして2回戦に進むこととなった。


■東海学園大 3 (2-0) 0 阪南大

 関東・関西勢が強さを発揮した1回戦にあって、東海学園大学と阪南大学の対戦は、唯一の“番狂わせ”となった。シュートチャンスを多数演出した阪南大学だが、先にゴールを挙げたのは東海学園大学だった。21分、畑潤基が阪南大学の隙をついて先制点を決めると、32分にも仲啓輔が追加点を挙げる。阪南大学も1点を奪おうとゴール前に攻め込むものの、逆に78分に東海学園大学に3点目を決められ、3-0に。結局、3-0のまま東海学園大学が阪南大学を下し初戦突破となった。



 1回戦の結果、関東8チーム、関西4チーム、東海3チーム、九州1チームの計16チームが2回戦進出となった。半数以上を関東、関西勢が占める中、出場4チーム中3チームが2回戦を決めた東海地域の強さが目をひく。また九州勢唯一の生き残りとなった鹿屋体育大学にも注目したいところだ。2回戦は8月8日(月)、準々決勝は8月10日(水)、準決勝は8月12日(金)、決勝戦は8月14日(日)に開催予定。はたして夏の大学日本一を手にするのは、どの大学になるのか――!?


■試合結果詳細(関西学生サッカー連盟ホームページ)


1回戦の写真は以下でご覧いただけます(会員登録不要です)。

常葉大学浜松キャンパス対九州共立大学

順天堂大学対九州国際大学

新潟経営大学対中京大学

関東学院大学対日本文理大学

東海学園大学対阪南大学

福山大学対鹿屋体育大学

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