JUFA 全日本大学サッカー連盟

デンソーカップ
『デンソーカップサッカー2016』記者会見レポート
2016/02/25
 さる2月24日に、3月4日から行われる『デンソーカップサッカー2016』の記者会見が行われました。
 会見には、一般財団法人全日本大学サッカー連盟・松本健一副会長、同連盟乾真寛技術委員長、そして特別協賛社の株式会社デンソー総務部社会貢献推進室長・吉田忠久氏が登壇。また、参加チームを代表して前年度優勝チームの全日本大学選抜の宮崎純一監督、中野誠也選手、小島亨介選手も登壇し、ユニバーシアード大会に向けて、初の公式戦となる本大会に向けての抱負を語りました。


 以下、登壇者のコメントと質疑応答をご紹介いたします。


■一般財団法人全日本大学サッカー連盟 副会長 松本健一

 『デンソーカップサッカー』は今年で第30回を迎えます。デンソー様が冠スポンサーとしてついていただいてからは25年目です。本大会は東西対抗戦として始まり、ついで現在のデンソーカップチャレンジサッカーにつながる地域対抗戦が始まりました。最初の5年間は大学独自で運営をして参りましたが、大会の規模的になかなか難しく、デンソー様に支援を仰いだのが『デンソーカップサッカー』としての始まりになります。その後1997年から7年間、日本で韓国の大学選抜で試合を行うようになりました。第1回目の大会では韓国側に、もう引退してしまいましたがアン・ジョンファン選手、そして日本側には現在ヴァンフォーレ甲府の盛田剛平選手がおりました。その後、韓国側との話し合いの中で、日韓の定期戦を再開したいということで、2004年から日韓両国、隔年でホーム&アウェーで開催される大学日韓定期戦が始まりました。
 それらを含めて25年間、デンソー様にはずっと大学サッカーに対してご支援をいただいております。大学サッカーも年々レベルが上がっておりますし、Jクラブにもかなりの選手を送り出しております。あとはもう少し、代表選手をひとりでも多く輩出できればと、技術部ともどもがんばっておりますので、デンソー様には引き続きご支援のほどをいただき、期待に応えられるようにがんばっていきたいと思います。


■株式会社デンソー 総務部 社会貢献推進室長 吉田 忠久 様

 当社は愛知県刈谷市に本社がございます、自動車部品の製造をしている会社でございます。ふだんはどちらかといえば車の部品を技術支援という形でサポートしております中で、こうして大学サッカーの大会を20年以上サポートさせていただけることは、私どもにとっても大変光栄なことだと考えております。
 社のトップからはよく「デンソーファンをもっと増やしていきたい」と言われております。そうした中で、このデンソーカップを通じて、デンソーという会社をいろいろな方に知っていただくと同時に、世の中の皆様に大学サッカーの魅力、スポーツの楽しさ、そしてサッカーの楽しさを広げるお手伝いができればと思います。


■一般財団法人 全日本大学サッカー連盟 常務理事 兼 技術委員長 乾 真寛

 本大会はデンソー様にサポートをいただきまして、各地域の選抜チームをまず編成し『デンソーカップチャレンジサッカー宮崎大会』に臨みます。プログラムには21名の名前がありますが、その中から現地・宮崎に入る最終メンバーは18名。トータルで宮崎に入る選手数は144名ということになります。全日本大学選抜チームもその中に加わっておりますが、今回の全日本大学選抜次回のユニバーシアード大会を見据えた全日本大学選抜ということで、現在の大学1年生、2年生のみで構成されております。
 『デンソーカップチャレンジサッカー宮崎大会』を終了した後、22名の海外キャンプメンバーを発表いたします。『デンソーカップチャレンジサッカー』では現3年生(新4年生)は各地域選抜で出場することになっておりますが、大会で活躍した現3年生の優秀な選手が、この海外キャンプメンバー22名の中に入ることも考えられます。最終的には大会でのパフォーマンスを見て、最強の大学選抜チームを編成したいと思っております。
 海外キャンプの為に選ばれた22名は、3月9日に集合し、マレーシア、シンガポールを経由して3月18日に帰国いたします。そして3月20日(日)に等々力陸上競技場にて、韓国大學選抜との『DENSO CUP SOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』を行う予定となっております。この一連の行事をデンソーカップと呼んでおります。

 ユニバーシアード代表は、過去優勝が5回、最近の2大会は連続して銅メダルを獲得しております。ユニバーシアードでの優勝実績、そして上位に日本が残るということは定着してきておりますが、これも、このデンソー様のご支援で本大会が継続的に行われてきた成果だと感じております。


■全日本大学選抜・宮崎純一監督

 全日本大学選抜は本大会のディフェンディングチャンピオンではありますが、監督も選手も前回大会からがらりと変わっています。しかし2017年のユニバーシアード競技大会、そしてその先の東京オリンピック、あるいはワールドカップの日本代表を目指していける資質のある選手たちが、今回の選抜チームには数多くいると確信しております。全日本という名に恥じないように戦いたいと思います。1、2年生以下の若いチームですから思い切りよく、彼らのよいところを思う存分発揮できるチームになるよう、手助けができればと思っております。
 また海外キャンプでは、試合だけではなく地域貢献活動として、選手たちが現地の子どもたちに対してサッカークリニックを行う予定です。そうした活動を通して、彼らには子どもたちにも愛されるようなサッカー選手になってほしい。子どもたちから学ぶものも多く、その中で人間的にも成長していってほしいと思っています。

 海外キャンプでは練習試合を3試合ほど行う予定でおりますが、その中で選手たちがたくましく育っていけるよう、試合はもちろん試合以外の場面でも経験を積んでいってほしいと思います。選手たちが人間としてのスケールアップをしていく中で、さらにサッカー選手として成長していく。そういったコンセプトで、チームづくりを続けていきたいと考えています。ぜひ、大会および帰国後の日韓戦に、ご支援・ご声援をいただければと思います。


■全日本大学選抜・中野誠也選手(筑波大・2年)

 自分にとって、日本を背負って立つというのはこれが初めての経験になります。これまで年代別代表に入ったことはありませんし、大学でも全日本というチームに入ったことはありませんでした。だからこそ今回、こうして全日本大学選抜に選んでもらったことは身の引き締まる思いですし、やってやるぞという気持ちが強いです。ほかの地域選抜には3年生の選手がいますが、このチームは1、2年生だけで構成されたています。けれどピッチに出れば学年は関係ない。全日本という名前を背負っているからには、何がなんでも優勝するという気持ちをもって戦いたいと思います。


■全日本大学選抜・小島亨介選手(早稲田大・1年)

 日本の大学サッカーを代表しているチームですので、目標はもちろん優勝することです。優勝するためには、チームとしてのコミュニケーションや連携の部分も大事ですが、何よりまずはひとりひとりがサッカーの本質に向きあって、それをピッチ上で体現することが重要だと思います。自発的にサッカーに取り組み、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。



■質疑応答

――日韓戦は、これまで日本開催では日本が勝ち、韓国開催では韓国が勝つという歴史を繰り返していますが、今年の韓国の様子はいかがですか?

 まだメンバーのリストが出ていないのでわからない部分はありますが、韓国も昨年は基本的にユニバーシアード光州大会のメンバーがこの大会に出場いたしました。ユニバーシアード大会では日本も韓国も上位にくる力がありますし、デンソーカップに出場した選手はその多くが、韓国でもKリーグに進んでおります。代表に選ばれる選手の数も日本以上に多いので、そういう意味では非常にレベルの高い、将来性の高い選手が選ばれてくると思います。また最近では、このデンソーカップに出場した韓国大學選抜の選手が、翌年Jクラブに入るというケースもあり、Jクラブのスカウトは日本の選手だけではなく、韓国の選手にも興味をもっておられるようです。

――一昨年の大会では、韓国は大敗を喫しましたが。

 韓国は年度によって選考の仕方や強化日程がふぞろいなところもあるようです。ただ、昨年東アジアの大学サッカー連盟が立ち上がりまして、そのことで韓国も大学の選抜チームを継続的に強化しようというようなことをおっしゃっていました。ですから、今までのような形ではなく、たぶんしっかりとチームを作ってくると思われます。

――両選手におうかがいします。2017年のユニバーシアード大会に向けて、本大会が初の公式戦になると思いますが、意気込みをお願いいたします。

小島 ユニバーシアード大会まで後1年半くらいありますので、まずは最初のタイトルをこの大会でしっかり獲りたいと思います。そこから課題や修正点を落とし込んで、ユニバーシアード大会に向けてプレーを向上させていければと思います。

中野 個人としては、FWであるかぎり点を取ることにこだわらなければいけないと思っています。そうすることでユニバーシアード大会にも自然といい形で入っていけると思います。まずは、目先の試合を大切にして、自分のよさを出していくということを大切にしたいと思います。

――宮崎監督は先ほど人間力を高めながら選手の成長を促したいとおっしゃいましたが、ゲームの中ではどういう選手、プレースタイルを求めているのか。チームコンセプトのようなものがあればお答えください。

宮崎 本大会では、1、2年生のチームが3年生のいるチームに臨むということで、とにかくチャレンジをしましょうということを伝えています。自分自身の力を向上させるという意味も含めて、さまざまなことに臆することなくポジティブにチャレンジしようと。それが、現段階でのチームの主なコンセプトだと思っています。サッカーのスタイルとしては、選手によってさまざまな化学反応が起きると思いますので、今回集まった18名のいろいろな組み合わせ、化学反応を楽しみにしていただければと思います。

――選手のおふたりに、本大会の他地域選抜で特に対戦するのを楽しみにしているチーム、選手は?

小島 対戦を楽しみにしているのは関東選抜です。関東はどの大学の選手もレベルが高く、関東選抜にはその大学から選抜された選手がそろっています。勝ちにこだわりたいし、負けないという気持ちをもって臨みたいと思います。

中野 特にはないのですが、ほかの地域選抜のFWに対してはライバルという気持ちがあります。すごい選手もいるでしょうし、それを吸収する場でもあると思っています。
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