JUFA 全日本大学サッカー連盟

デンソーカップ
『第31回デンソーカップチャレンジサッカー 刈谷大会』決勝戦・順位決定戦選手コメント
2017/02/20
●関東選抜A 守田英正 選手(流通経済大学・3年・MF)

 失点シーンはジャーメイン選手にやられたというよりは、起こりうることとして想定していたこと。前半のうちに1点を取り返せればチャンスはあると思っていました。自分のやるべきことは、相手がどんなチームであろうとゲームを落ち着かせて、守備的なところで貢献すること。今日の相手の全日本大学選抜は、これまで対戦を経験している関東の選手が多かったので、そこも強みだったと思います。
 最優秀選手は、自分としては「いけるのではないか」という自負はありました。ただ、(表彰選手の)システムがよくわかっていなくて、最初はベストイレブンに名前が呼ばれなくて戸惑いはありました。(賞のプレゼンターが所属する流通経済大学の中野雄二監督だったので)監督を笑顔にすることができてよかったです。
 去年、一昨年は本職のボランチではなくサイドバックでプレーしてきて、ずっと“守備ができない”と言われ続けてきました。今年は本職のボランチでプレーできたというのもあるし、大学に入った当初は足で取りに行くような守備しかできなかったのが、今は体で取りに行くようになった。そういう意味では、成長したのかと思います。
 ただ、この賞はあくまで通過点。海外キャンプのメンバーに入ったことはうれしいけれど、そこで活躍しなければ意味がないと思いっています。


●関東選抜A 鈴木国友 選手(桐蔭横浜大学・3年・FW)

 自分が投入された時間帯は、全日本大学選抜もセンターバックを変えていたので、自分の高さが有利になると思っていました。ゴールシーンは、一度ファーに逃げてからニアに詰めたので、マークははずせていたと思います。ボールがくるのは見えていたのですが、頭では間に合わないとわかっていたので体ごと押し込みました。FWとして、自分の価値を高めるのはゴールだけだと思っていたので、最後にゴールできてうれしいです。
 今日の試合、スタメンで出たかったことはもちろんですが、初日の試合で結果を出せなかったことがすべて。ほかの選手が結果を出していたことは多少木にしていましたが、いい準備はしていたつもりです。ただ、今大会で活躍して全日本に入ることを狙っていたので、優勝がうれしい半面、くやしい気持ちもあります。今年は最上級生だからもっとチームを引っ張らなければいけないけれど、そういう面が足りなかった。まだまだだと思わせられた大会でした。

●関東選抜A 長谷川洸 選手(日本体育大学・3年・GK)

 今日は試合が始まる前からギリギリの展開になると思っていたし、セットプレーが鍵になると感じていました。だから、小さな差にもこだわっていかないといけないと思っていました。開始早々に失点してしまいましたが、初日の中国・四国選抜にも序盤に失点して、そこから逆転して5-1。2回戦も一度は追いつかれたけれど、その後勝ち越すことができた。自分たちには得点力があるという自信があったので、連続して失点しなければ大丈夫と思っていました。
 全日本選抜には、関東で対戦している選手も多いので、ある程度やり方はわかっていました。オフ・ザ・ボールでの動き出しなどもわかっていたので、自分が中心となって声をかけて、(抜け出しを)未然に防げたと思います。
 個人的には、前回大会で出場時間がわずか1分だったので、この大会では試合に出て優勝したいと思っていました。特に今日の相手の全日本は、年末の選考会に参加して落ちていることもあって、絶対に勝ちたかった。大学でサッカーをしている以上、全日本選抜は目指すべきところだと思うし、勝って見返してやろうと思っていました。


●関東選抜A 西澤健太 選手(筑波大学・2年・MF)

 今日の試合はけっこう押し込む時間が長かったし、コーナーキックやフリーキックをもらう機会が多くあったので、セットプレーが鍵になると思っていました。自分はキックに特徴がある選手だし、セットプレーが武器なので、そこは意識していました。
 今日は全日本選抜相手にやりにくいというよりは、楽しもうという気持ちで臨みました。チームの狙いとしては、3トップが間をとれるようにサイドから攻撃していくということ。先制点を取られましたが、特に焦りはなかった。ただ、その中で自分がどれだけできるか。個人的には、もう少し得点に直結できるプレーができなければ、全日本に入ることはできないと思いました。


●全日本大学選抜 鈴木準弥 選手(早稲田大学・3年・DF)

 今日の試合はなかなか攻撃が上手くいかず、自分たちの強みでもある流動的な試合運びができませんでした。先制しましたが、苦しい時間帯が多かったと思います。チームとしても個人としても世界を相手に戦うにはまだ甘い部分が多いので、実力を上げながらチームにも貢献できるようになりたいです。


●関西選抜 大野佑哉 選手(阪南大学・2年・DF)

 前回大会では試合に出られなかったので、今日は結果を出したいと思っていました。ゴールシーンは、そんなに身長の高くない選手が自分のマークについたので1対1なら勝てると思ったし、実際にボールが来た瞬間は感覚的に「いける」と思いました。ただチームとしては優勝を目指していたので不完全燃焼なところはありますが、個人としてはまだまだ成長しないといけないと思いました。
 選抜の練習では、右サイドバックでプレーすることもあってプレーの幅が広がったと思います。ただ、スタッフにはまだ波があると言われました。また自分はスピードが武器なので、スピードで勝てる分、余裕があるときは無理につなごうとして、逆にハマってしまうことがある。そういった部分は、今後の課題だと思います。


●関西選抜 菊池流帆 選手(大阪体育大学・2年・DF)

 前回のこの大会には全日本選抜で参加して、海外遠征組には落選したけれど、落ちたことについてはあっさりしていて、あまりくやしい感じはなかった。関西選抜でも楽しくプレーできていたし、全日本にこだわりがあったわけではなく、どの選手ともプレーできる自信はありました。結果を出せば、また全日本に入れると思っていたし、結果的に今回また全日本に入れたのは結果を出したからだと思っています。対人とヘディングには自信があるし、韓国には負けたくないです。


●関東B・北信越選抜 戸嶋祥郎 選手(筑波大学・3年・MF)

 今日のゴールは野口選手のヘディングすべて。野口選手のヘディングに対していい動きができて、いいところでトラップできたので、あとは押し込むだけでした。ただ、もっとチャンスを作りたかったし、作らなければならない状況だったと思います。全日本や関西と対戦して痛感したのは、自分がもうひとつやるべきことがあったのではないか、ということ。そういう意味では、もっとyらなければならないと思いました。
 今日の試合では、失点したあとに流れが悪くなったのが関西との差だと思います。向こうは失点したあとも鼓舞する選手がいたからこそ、短い時間の中で連続でゴールすることができた。そういう時間に、もっと自分が鼓舞する選手にならないといけない。負けているときにこそ、タフにならないければいけないと思います。
 個人的にはこの3試合で、走ることやルーズボールを拾うことでチームの信頼を得られたのではないかと感じています。3試合ともスタメンで出してもらえたことは自信になりました。